江戸

大名行列

「乱」掲載の「てくてく」というのに、 「道切り」という言葉が出てきました。 文脈からみるに、大名行列を横切ること、 のようです。 「道切りを許されるのは産婆だけ」と。 さほどにお産は重視されていたのですね。

19世紀の捕鯨

「宝島事件」と呼ばれるものがあります。 確か奄美諸島だったかの、宝島に上陸した イギリスの捕鯨船が、牛を欲しがって 売ってくれ売れぬの押し問答の末 銃を乱射したというものです。 「風雲児たち」のほかは、ネットにも見なかったので 詳細その他よく分…

当たり前の人

乱で「ブシメシ」という連載が始まったのですが。 幕末の江戸勤番紀州藩士の日記を元にしたもので、 まあ、マンガ自体が面白いかというと どうだろうなあ、という感じではあるのですが。 最後のコマにその日記の抜粋が掲載されていて それが面白い。 連載、…

上野の宮様

金曜日に上野東照宮に牡丹を見に行ったのですが。 公園内に北白川宮だれそれの像という 実に勇ましい騎馬軍服の像があります。 説明書きを見てもどういう人だかよく分からず、 そういや本で見たなあ、と読み返してみれば。 (「東京歴史散歩 幕末編」)もと…

江戸の同人事情

いや、だから今号の「二兎物語」、 師走の「寄り合い」(自費出版本売買イベント)で 他の「連」(要するに同人サークル)の本いっぱい買っちゃったー、とか どこのコミケだよ!っていう。 まあ、今と違って紙も印刷もお金かかりますから お金持ちの道楽だっ…

イギリス公使館焼き討ち

どうも幕末の長州は、はねっかえりが大暴れしていて 統制が取れていない風がある。 (水戸よりはましだが。) 最近読んでいる「幕末歴史散歩 東京篇」によると 幕府は犯人を探し出すことができず 当初は迷宮入り、、になったのだが、 明治になってから襲撃に…

押し売りにもほどがある

芝公園にはペリーの像があるそうな。 彼の故郷であるなんとか市から贈られたものらしい。「幕末歴史散歩 東京編」

まあ「風雲児たち」を読んでるんですが。 今回は水戸浪士によるイギリス公使館になっていた 東禅寺襲撃。 まあ、ことの詳細はともかく 最後の日本側とイギリス側の セキュリティの思想、概念の かみ合わない会話がなんとも。 へ?人の住むトコロに鍵なんてか…

江戸時代ぇ

時代劇マンガ雑誌乱に連載されている 「二兎物語」で、 発禁になるような本を売買する 「寄り合い」なるものが描かれているのだが。 うろ覚えだが寺とか借りてやってたような。 作り手がプロかアマかは知らないが まあ、同人誌即売会と似てる。 が、時代考証…

幕末日露交渉担当者

幕末に結んだ不平等条約のうち ロシアとの条約だけ、ちょっと違って 日本に有利になってるって話があるんですよね。 そのときのロシア側の担当者がプチャーチンで、 津波に遭って帰れなくなった人なんですが。 それもあるのかなー、、とか思ったり思わなかっ…

薩英戦争

メモ程度。 気になるんだよね、すごく気になるんだよね、うん。昨日、区の図書館行ってぱらぱらと。 「島津家の戦争」とかなんとか。 関が原中央突破のときの大将60才超えてたとか マジありえねー、と思いました。で、薩英戦争の講和交渉。 ・戦争賠償金は支…

ドゥーフ期のオランダ

1803年−1817年のカピタン。 まあ、だいたい幕末。 ナポレオン戦争によるオランダ消滅期。 これに対する幕府の対応が、まあ、気になるわけです。 オランダが消滅したことを知ってかくまったのか それとも。

吉田松陰

「風雲児たち」を読み返しているんだが やっぱり偉人と言うより奇人だなあ。 要人暗殺を示唆したり、襲撃を計画したり なるほど長州からテロリストが多く出るわけだ。

薩英戦争

英語でanglo-satsuma warと言うらしい。英国が中国から艦隊を派遣、 鹿児島城下を焼き尽くす。 ちなみにスイカ売りの扮装で乗り込もうという 作戦は失敗したらしい。 薩摩は事前に人を避難させておいたため 人的被害はほとんどなかった。 砲台その他に多少藩…

勝サンと切腹

氷川清和にこんな談話があります。人間生きているのが一番めんどくさいよ、かといって首をくくるわけにもいくまいしのー。(うろ覚え。)腹を切るんじゃないのか、勝サン!! えー、、武士にとって、切腹以外の自殺は 大変に恥ずべきことであります。 たとえ…

大久保一翁

一翁は号、諱は忠寛。 どちらで出てくることが多いとも言えない、 知名度の低さはなんなんだ・・・ 明治以降の戸籍名も、知らないなあ、うーむ。 amazonで検索をかけると、 勝海舟を見出した、とか 坂本竜馬を作った、とか たいそうな能書きがついている本が…

蜀山人狂歌百人一首

お久しぶりの14回初がつおくふべき客は不参にて身のいたづらになりぬべきかな客が来るというので初がつおを準備したけれど これじゃくさっちゃうよ、あーあ。特に面白いというほどでもないですが、 初がつおというところに、江戸の風情を感じます。 鎌倉の海…

幕末三イケメン

uncyclopediaで阿部正弘の項を見ていたら、 「ただしイケメンに限る」へのリンクが。 阿部正弘というのは、ペリーが来たころの 老中首座で、まあ、大変に苦労なさった方です。 江戸時代基準ではイケメンで、大奥でも大人気だったとか。 井伊直弼が遣米使節を…

右向け、右!

「どいつもこいつも」雁須磨子を読み返していて、 江川英竜が今の自衛隊見たらどう思うんだろう、と。 江川太郎左衛門英竜は、なんていうか、、 近代陸軍の祖です。 諸藩からの留学生たちの韮山塾、そして農兵、 彼らを組織した小部隊で、 銃器メインで戦う…

蜀山人狂歌百人一首

13回またしてもじじとばばとのくりごとに昔はものを思はざりけりうん、まあ、、そうですね。 これは、本人が翁なのか、それとも年寄りを見て言っているのか。 昔はよかった、昔はこうじゃなかった、 最近の若い者は・・・ 古今東西年を取ると必ず言う繰言で…

蜀山人狂歌百人一首

12回。とどむれどよそに出でにけり小息子はうちに居るかと人の問ふまで「ポロリ」のことじゃないかと、 相方がゆってました。 元歌は 忍ぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで 落差がこりゃまたひどいですね。前回。 http://d.hatena.ne.jp/…

蜀山人狂歌百人一首

11回。忘らるる身をば思はず誓ひてし人の命の世話ばかりする元歌は 忘らるる身をば思はず誓ひてし人の命の惜しくもあるかな 右近という女性の作です。 男に振られて、一生と誓ったのに破ったのね、 私のことはいい、誓いを破ったあなたに天罰が下りはしない…

矛盾でねぇか?

なんかひまなので「風雲児たち」を読み返しています。 ふと気になったのが、 「幕府の威光を取り戻す」とめらめら燃えている 井伊直弼が「勅許なき条約締結はいかん!」と 朝廷の意向を気にしているのは、おかしいよなー・・・ 何か意図があったわけじゃなく…

福沢諭吉

「乱」の最新号やっと買って、 「風雲児たち」ようやく読めました。 よーやく咸臨丸が日本に帰ってきたところで。 なんていうか、なんですね、 福沢諭吉あんまし好きくない・・・というのが ちょびっと出てますな。 調べてるうちにそうなったかなー、、とい…

蜀山人狂歌百人一首

10回目らしい。質蔵にかけし赤地のむしぼしは流れもあへぬ紅葉なりけり赤地、、下着などのような気がしますが、 下着を質に入れたのか?? その辺はよーわからんです。 質屋さんが、在庫を虫干しして 赤地がまるで紅葉のようだよ、と。 元歌はもちろん秋の景…

ノリモノ

駕籠というのは、日本にきた西洋人が 口をそろえて、狭いの乗り心地が悪いのと 悪し様に言うが、さもありなん。 あまり乗ってみたいとは思わない。 時代が明治に移ると主力の乗り物は人力車になる。 一部貴顕の人たちが馬車を所有したりもしたようだが、 明…

Carl Peter Thunberg

wikipediaによると、名字の日本語表記は ツンベルク、ツンベルグ、ツンベリ、ツンベリー、トインベルゲ、ツーンベリ、ツュンベリー、ツューンベリ、チュンベリー、ツェンベリー、トゥーンベルイなど。 ま、外国語の発音をカタカナにしようというのが そもそ…

江戸三大道場跡地

なんとなく見に行ってきました。斉藤道場跡は、靖国神社境内にあります。 千葉道場の跡地は、小学校になったらしく 廃校の一角に碑が立っていました。 きっといつかマンションになるのでしょう。 桃井道場は、この辺りにあったというくらい。 ついでに男谷の…

護持院原の仇討ち

というと、森鴎外の小説で有名なようですが、 残念ながら読んだことがありません。 まあ、仇討ち自体はわりとどうでもいいのですが、 その周辺の顔ぶれが豪華なことと、 pre幕末、、本格的に剣客の時代になる直前の なにか予感的な橋渡し的な、そういうエピ…

蜀山人狂歌百人一首

さて、太田南畝という名前と蜀山人という名前と どちらがメジャーなんでしょう。 なんとなく5回目。 わが庵はみやこの辰巳午未申酉戌亥子丑寅卯たつみは、本来巽。とはいえ辰巳でも間違ってはいません。 平安時代、方角は八卦で表しました。 乾兌離震巽坎艮…