当たり前の人

乱で「ブシメシ」という連載が始まったのですが。
幕末の江戸勤番紀州藩士の日記を元にしたもので、
まあ、マンガ自体が面白いかというと
どうだろうなあ、という感じではあるのですが。
最後のコマにその日記の抜粋が掲載されていて
それが面白い。
連載、初ゴマが桜田門外の変という
風雲急を告げる時代でありながら、
今日はこれを食った、あれを食ったという
ゆるい内容がなんともいえず。
どんな時代であろうと、ほとんどの人は
ただ実直に一日一日を過ごすだけなのだろうなあと
思います。

ところで、今号に「日本橋界隈の賑わい」云々とあったのですが
あの当時どのくらいの人出だったのでしょう。
なんといっても百万都市の繁華街ですし。
今、日本橋界隈を歩くと、なにやら歩道で
人にぶつかりそうになったりで、ああうっとうしいと。
江戸時代、そう、文化文政期だとどれくらいだったのか、
デパートで例えるなら、婦人服売り場くらいか
それとも紳士服売り場ほどなのか、
それともデパ地下のごとき阿鼻叫喚だったのか
気になります。