ネットの記事で、「こんにゃくは食べても太らない」と
言ったときに、外国人には意味が分からない、というのがあって。
なるほど、そういう省略された文章は
分かりにくいのだなあ、と。
日本語というのは、聞き手が話者の意図を忖度するようになっていて、
それに慣れた日本語話者には通じるが、
慣れないものには意図が測り兼ねることはあるのだろう。
けれど、ただ慣れていれば意図が通じるわけでもないと思う。
こんにゃくはカロリーが低いという共通認識があって
はじめて意味が通じるのだと思う。
例えば、こんにゃくをケーキに変えてみる。
ケーキは食べても太らないよね、と言われたら。
即座に意味が分かるとは思えない。
さらにわかりにくく、マクドナルド、としてみたら。
マクドナルドとは何のことを言っているのか、と思うだろう。
日本語というのは、あなたも私も同じことを考えている、
という前提の言葉なのだと思う。