日本語(続き)

「こんにゃくは食べても太らない」には

文法的な問題もある気がする。

「は」は係助詞であり格助詞ではない。

「こんにゃくは」は文末というか文全体にかかることを示し

要するに「こんにゃくについて話しますよ」という前置きである。

「は」は係助詞だというのは、

多分高校あたりの古文で習った気がする。

それまで、小学校などでは、

「~は」は主語だと習っていた気がする。

国語教育でそうだということは日本語教育でもそうなのだろう。

「こんにゃくは」が主語と判断してしまうと、

これは意味が分からない。

文法の間違った知識はときに致命傷になる。