お茶の話

どうも茶道、お抹茶というと
皆さん思い浮かべるのはお薄であるらしく。
まあ、自分もそうなんですが。
時代もののテレビ、マンガなどでお茶のシーンは
だいたい薄茶。およ。
戦国だとまだ薄茶の手前はなかったかなー。
お茶は、本来はお濃茶です。
禅寺において、仏様にお供えしたお茶のお下がりを
皆さんでいただく、というのがその始まりで
お茶の席では一椀を回し飲みします。
一人で飲む場合は一人で飲みます。
ところでこのお濃茶、大変に粘度が高い。
だからどうしても茶碗にお茶が残ります。
もったいないのでお湯を足して飲んだのが薄茶の始まり。
だから、古くは客に薄茶は出しません。
江戸時代に濃茶用の茶葉と薄茶用の茶葉が
別々に作られるようになったそうです。
(ついでに煎茶も江戸時代です。)
そうして薄茶用のお手前を千家さんが考えた、、ということでしょう。
濃茶は、ちょっと飲みにくいかなあ、うん。
私はどちらかというと苦手です、はい。