前野良沢

風雲児たち」ではこのキャラが好きなんだ。
へんくつなカタブツの人嫌い。
老後は古楽器を吹いたり、本を読んだり
家でじとーっと暮らしている。
なぜか主要な風雲児連中と面識がある不思議。
ま、フィクションも混ざっているものの、
偉大な人の周りにはそういう人が集まるのだろう。
とはいえ、生前、その業績はほとんど知られてないようですが。
wikipediaによると、
名は熹(よみす)、字は子悦、号は楽山
江戸時代はまだまだ名前がややこしいんだなあ・・・
ついでにいうと、蘭化という呼び方のほうが好きです。
藩主にして蘭癖大名奥平昌高26才のときに亡くなっています。
隠居したとはいえ、オランダ語の教師として
召しだされることもあったんじゃないだろうか・・・
ま、想像です、想像。
ところで、高野長英の獄中著作に、
蘭学の祖として、青木昆陽と前野蘭化二人の名前が出ています。
当時、杉田玄白が起こした蘭学塾は栄えていたはずですが、
名前は出てませんっ!
そのころには、蘭化高く評価されていたのですね。
おそらく死後、大量の訳書が世に出たのではと思うのですが、
ネットを見ても蘭化が世に知られていく経緯については
見つからないのであった・・・ちぇっ。