ことば

おそらく、幕末に国が割れなかったのは
今一国としてまとまっていられるのは
江戸言葉が共通語として機能したというのも
あるだろうと思う。
例えば、ロシアが日本人漂流者を教師とした
日本語学校なのだが、(モスクワ大学の分校だっけ?)
初代は大阪人、次は薩摩人、さらに次は津軽人。
同時にそろったら言葉が通じなかっただろう。
私も何度か引越しをしたが、
方言で言葉が分からなくて困ったこともある。
英語が公用語となっている国は多く旧英領だが、
その原因のひとつに地域により使用言語がばらばらで
共通に通じる言葉がないというのがある。
それが「方言」なのか「別言語」なのかは
多分に政治的な線引きなのだろう。
言語学的な基準もあるらしいが、
言語学的には別言語だが同一言語として扱われている例、
その逆も多い。
日本語の方言というのが、確かに同じ言語といえるのか
それとも違う言語なのかはさておき、
互いに通じないのはほぼ確かだろう。
けれども共通語があったから、一言語として扱われている。
おそらくそれは、一国家としてあるからなのだろう。

うん、琉球とかアイヌとか、、うん。
まあ気になることもたくさんあるんだけど。