普通じゃない

大学のときに、普通の人なんていうのはいない、

誰しもが個性を持っているのだというようなことを言われた。

それでも私は普通の人と、普通でない人といると思う。

昔、会社でメンタルヘルスのなんだかで

心理テスト的なものを受けた。

すべての項目が基準の範囲内になるのが当たり前で

みんなそうだ、と言っている人がいて、

皆うなずいていて、ショックを受けた。

私はそういったものを受けると、

いつだって半分くらいは基準から外れる。

振り切れていることだって、ざらだ。

(大学のときのサークルメンバーも基準から外れる人が多かったが。)

誰しもが凸凹があるのだとその人は言った。

でもそれは例えば、血液検査みたいなものじゃないかと思う。

全く同じ結果になる人はない。

平均値より高いところも低いところもある。

けれど、正常値の範囲内におさまる健康な人と

そうでない人とがいる。

才能やパーソナリティもそうだと思う。

普通の範囲に収まる人と収まらない人とがいる。

なんにしても私は、

自分を基準に考えない訓練を続ける必要があるんだ。