安重根ねぇ・・・

韓国、中国では英雄視する向きもあるようだけど
解せんな。
植民地として支配された側が
支配した側を恨むのは当然のこと。
善政を敷こうがどんな大義があろうが
それは変わらないことだと思う。
(それにしたって軍部の台頭、
太平洋戦争突入以降はどんなものだか。)
が、要人を一人暗殺したといって、
何が改善するのか。
一時的に鬱憤を晴らせても、
締め付けがきつくなるのが普通だろう。
実際にどうだったかは、知らない。
それをきっかけに、独立運動が盛んになり
独立を勝ち取ったなどあれば、
なるほど英雄かもしれないが。
独立運動が盛んになったとも聞いたことがない。
いや、これは自分が知らないだけかもしれない。
まあ、wikipediaなど参照にしながら書いているが。
その程度の調べではそういう事実はない。
一人殺せば犯罪者、百人殺せば英雄、というのは
正しかろう。
支配者一人を殺しても、状況は悪化しかしないが、
百人殺せば改善することもあるだろう。
そして、一人や数人の暗殺者が百人を殺せるはずがなく
百人を殺そうとすれば、レジスタンスを組織し、
大規模な独立運動、戦争に発展させないと無理だろう。
そして、それをやってのけた者は確かに英雄だ。

伊藤博文に関しては・・・
暗殺されるという美しい幕引きをしたことで、
維新の元勲、明治の偉人としての美名が保たれた
気がするんだよねえ。

そしてやっぱり中立にものを見るというのは難しいな。