四十路ほどにて死にたらんこそ

40くらいで死ぬのがちょうど良い、
徒然草の有名な一節だ。
と同時に、その作者が70過ぎまで生きたことも
これまた有名だ。
40というのは当時の寿命からみて、どうだったのか。
平均寿命は超えているだろう。
とはいえ、平均寿命は乳幼児の死亡率に
引っ張られるので、感覚としての寿命からは大幅にずれる。
今の統計では、平均寿命と共に、平均余命も計算する。
例えば、今30である人があと何年生きられるか。
古い時代についての、平均余命の計算は見たことがない。
もとのデータが朧だからだろうか?
兼好法師の時代、40というのはどうなのだろう?
オッサンだろうか、ジジイだろうか。