後発医薬品

薬局などで、必ず聞かれますね。
で、説明はどこの薬局でも同じ、
「同じ効き目」です。
薬といえども、違う商品で違う値段がついていれば、
それは違うものです。よしあしがあります。
例えば、パッケージが違う、形が違う。
車や家電を買ったときに、「ハズレ」だった、
そんなことがあります。
薬にもそれはあります。
(めったに見つからないけど。)
例えば外国の薬などでは、錠剤の形状のばらつきが
かなり大きいと聞いたことがあります。
そのハズレの率がメーカーによって違うでしょう。
それから、実績が違います。
長く使われている、多く使われたものほど
信頼できる、それはどんなものでも同じだと思います。
(長く使うほどダメと明らかになる場合もあるが。)
さらに、薬学的に厳密に言うと、
「体内動態」が違う。
薬を飲んで、どれだけが吸収されるか、
そういった話が製造法によって変わってくるはずです。
だから、薬剤師は、それぞれの先発、後発品について、
使用実績、市販後調査の有無、
そういったことの情報提供ができないと、いけない。
薬局で、同じ効き目と言われて、
動態について聞いて、答えが返ってきたためしがありません。
安ければ安いほどいい、そんな単純なモノなどありません。
(同じものだとしたら、国が決める薬価が違うことがおかしい。)
選べる、ということは、選ぶ基準になる情報があって
はじめて成り立つことだと思います。