合同と不斉

中学の数学だと、左右が逆になった形も

合同、つまり同じものとして扱われるのですが。

気持ち悪い。

化学で、鏡像がそれ自身と重ね合わせることが

できないものを不斉といいます。

人間の主たる体構成成分であるたんぱく質

不斉です。(核酸も多分不斉だった気がする)。

人間には左右があるんです。

で、左右のないものならいいですが

左右のあるものだと、別物として認識されます。

で、一方が薬でもう一方が毒なんてのはよくある話。

石油製品の合成材料や金属触媒は大抵左右がないから

左右のどちらかを作る不斉合成は難しい。

だから野依先生はノーベル賞を受賞されたわけで。

自分のバックボーンにそういうものがあるから

左右逆のものを同じと言われると

ちょっと気持ちが悪いです。