にほん、ニッポン

書店でぱらぱらと立ち読みをしていたら
日本の発音が統一されていないのを
外国人は不思議に感じると。
まあ、そういうものかもしれません。
多少の使い分けもありますが、
基本、どちらに読んでもかまいません。

文字の上で、パ行ができたのは、明治のこと。
音の上で、ハ行とパ行の両方が現れたのは、
それよりも古い。
いつごろだったかは忘れました。
古くはハ行音はなかったといいます。
つまり、今ハ行表記する音は、昔はパ行発音だった。
日本は古くは「にぽん」と発音したのでしょう。
「にっぽん」はその音便、
「にほん」はハ行音が生まれたときに生まれたのでしょう。

日本橋、も面白いですね。
関西では「にほんばし」、関東では「にっぽんばし
と読むのが基本なのに、
駅名(正しくは地名でしょうか)だけは逆です。
不思議、不思議。