イザベラ・バードと19世紀出版事情

えー、、日本での出版物について
「純文学会」が多いに必要です。最も需要の高い本は最小のスペースに最大数の犯罪を盛り込んだもので、全階級のモラルを堕落させています。
・・・
全体の2割ほどのマトモな本として紹介されたのが「女大学」他。
・・・・・・
いや、あのね?
読書の習慣と識字率の普及の問題なんですよ。
イギリスも産業革命以降、本が安くなってからは
推理小説が花盛りじゃないですか、分かります?
本が安くなったのと、識字率が上がったのと、
まあ、卵と鶏みたいなもんでどっちが先かって話は分かりませんが、
それが起こったとき、娯楽小説が盛んになり、
また文学も多様になり文化的により深く花開きます。
それ以前というのは、本は高価なもので、
宗教書や学問書がお屋敷に箔をつけるための図書室に
飾ってある程度でしかない。
(まあ、たまに自己研鑽を求めて読書する人もいるが。)
ただ、「Pride and Prejudice」などによると、
貸本業者みたいなものはあったようで、
かといって、日本の貸本屋のように、
大衆をターゲットにしたものではなく
富裕層のインテリゲンツィアが、
娯楽性の高い本を求めたようです。
娯楽性の高い軽い読み物を、3 volume novelといいます。
3巻ものとして、有名な作品、作者というと、
ジェーン・オースティンですとか、ブロンテ姉妹とか、、
ですかねえ。
やはり、屋外の娯楽の少ないご婦人方が必要となさったようで、
ラブストーリー主流の女流作家主流になりがちっすかねー?
今で言うなら少女マンガ的な何か?
一方、日本じゃ庶民も読書を楽しんだんで、
子供向けの簡単なお話から、エロ本まであるという。
多分、エロ本の出版はどの国より早いな。
マルキ・ド・サドなんかもエロですが、、
出版目的というのとはちょっと違うような・・・
少なくとも商業出版ではないですねぃ。
ま、それだけ、出版業界が栄えてたってことっす、はぁ。