山中音和

最初に見たのは、雑誌掲載作品で、
農業高校で畑の世話を肩代わりして稼いでる
3人組の話だった。
せいぜい5回くらいまでの短い連載で。
たしかに、今そういう短編を書く人って、少ない。
なんだかとても、瑞々しくて鮮やかな印象を受けて
それが心地よくて、単行本を探したが、なく。
今、入手可能なのは、文庫になっている
「ロリータの詩集」くらいじゃないだろうか。
なぜにこうも寡作なのかは、知らない。
本が出てないのも、知っている人が少ないのも
とても残念で。
繊細で、タフ。