プリーズ、ジーヴス

原作ウッドハウス、訳森村たまき、マンガ勝田文

森村訳の書籍も出版されてますね。
時代的には、、アガサ・クリスティーと同じくらいですかね。
推理小説じゃないけど。
あの頃のイギリスは、今のアメリカとは
ずいぶん、文化も思想も英語も違います。
かなーり階級が、がっつりありましたし。
笑いのツボというのがずいぶん違ったんじゃないかと思います。
コマ割りでテンポよくコミカルに見せるというのは
やっぱり偉大だなあ・・・

さて、バーティーはしばしばプリントのネクタイを
ジーヴスに捨てられていますが。
そもそもプリント柄というのは、かなり先端技術でして。
日本の小紋の染めの応用なんですが。
ヨーロッパでは19世紀末まで
プリントの染色はできなかった。
今でさえ、男性のスーツというのはほぼ無地。
軽薄なプリント柄は身分ある男性にふさわしくない、
というのが保守的なジーヴスの考えのようですね。