京都府

うちの高校の進学クラスでは、
部活をしないことが奨励されていた。
共産党蜷川京都府42年、
自民党政権に変わったのが小学校の頃、
担任が猛批判していたので覚えている。
その42年で、京都府の公立校の学力は壊滅した。
小学校、中学校の9年間で
教科書を最後まで授業でやったことが一度でもあっただろうか。
そして、学区制で名前を書けば通る高校入試。
政権交代のあと、高校入試は少しずつ変わっていったのだろう。
私たちは進学クラスの4期生だった。
まだまだ公務員に共産党寄りの人が多かった頃だ。
進学指導の教員は人数も少なく、そして彼らは必死だった。
なんとか生徒たちを大学に進学させてやりたい、と。
うちの学校は、地方国立を狙う人が多かった。
なにしろ田舎だから、どこの大学へ行くにしても
下宿する必要がある。
兄弟もいたりするし、私立は学費がしんどいのだ。
だから、先生たちは必死だった。
受験勉強しかしていなかった3年間だけど
(あとは昼寝しかしてなかったけど)
それでも、いい3年間だったと思う。