ありがちなタイトルだが

「ヨーロッパ文化と日本文化」ルイス・フロイス著 岡田章雄注
岩波文庫 ISBN4-00-334591-6 \500

ルイス・フロイスの本に、、云々と言ったら
「戦前の人だよね」と言われた。
戦前は戦前だが、戦国時代の人。
織田信長に何度か謁見していることもあって
大河ドラマにときどき出てくる。
ヨーロッパ文化と日本文化。
ヨーロッパ文化が異文化なのはもちろん、
今の我々にとっては当時の日本文化は既に異文化だ。
たとえば、
「日本人は、毛抜きを用いて、自分で、
毛が残らないように、全部抜いてしまう」
どうやら月代のお手入れらしいのだが。
抜いていたのか!という驚き。
そして、「苦痛と涙を伴う」そうだ。
まあ、痛そうだ、うん。
例えば、信長と家康など、ほぼ一緒に育っているから
それを見て「泣いてやんの、ダッセー」とか
言っていたかもしれない。
そんな様子をまたねねさんが見ていたかもしれない。
想像すると、楽しい。

学術的に価値あるだけでなく、
単純にも興味深く面白い。たったの500円だ。(10年位前?)
絶版になっていなければ入手されることをお勧めする。