風邪を引いたときは

いつぞやpixivでヘタリア周辺をまわっていた時、
風邪をひいたとき風呂に入らないというのは

日本くらいであって、
他はむしろ普段入らない風呂に入ることが多い、と。
(ほぼ欧米諸国だったが。)

日本の場合、公衆浴場が発達していたという
特殊事情があるからじゃないかと思う。
まあ、欧米各国との比較だが。
アジア、中東の風呂事情はよく知らない。
例えば、映画「My Fair Lady」で、
ヒギンズ教授宅を訪ねたイライザが
風呂に入れられて、
生まれて初めて風呂に入れられる
野良猫のごとき抵抗を見せる。
多分、生まれて初めてだったのだろう。
舞台設定は概ね19世紀末か20世紀初頭。
風呂を知らずに一生を終える人も多かったのでは。
それは他の欧米諸国も同じだろう。
風呂は上流階級が個人邸宅に持つものだった。
だから、風呂も個人宅のものが早く広まった
可能性もある。
一方、公衆浴場の発達していた日本では、
私の幼い頃はまだ、自分の家に風呂がなく
銭湯に行く人も多かった。
感染症を持って、公衆浴場へは行けない、
それが風邪を引いたときには
風呂に入らない習慣につながっているのだろう。