歴史

ふと、気づいてしまった。
大久保利通文久2年、久光上洛の際に
西郷が独断で大阪まで行ってしまったため
勘気を被り、まあ、経緯はともかく、
刺し違えて共に死のうと言ったという逸話があるのだが。
大久保の証言のみで西郷からの証言はなく
傍証もないということに気づいてしまった。
大久保は嫌いじゃないです、むしろ大好きです。
勝手な妄想としては、無意味な嘘をつく人じゃないから
まあ、本当だろうと思ってはいますが。
事実の裏づけがないことに気づいてしまった、うん。
歴史というのは、推理小説、というか警察と司法に
少し似ているような気がする。
物証と証言が揃っていないと、事実と認識するのは、危うい。