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機能不全家族
ま、有り体に言えば親に問題があるってことさ。
虐待とか親がアルコール依存だとか
その辺が中心みたいだけど。
そこまで重くはなくても軽く問題があって
その歪みが子供に全部のしかかることはよくあることさ。
そういう軽い歪みが大きくなってしまうというのは
まあ、自分の資質にもよるのかと思う。
おそらく遺伝的素因でいうと、メンタルは弱い。
それで環境の負の影響がなおさら出やすかったのだろう。
なんというか、うちの母親はとかく
なんでも否定する人で、自分もやっぱり肯定されたことは
記憶にない。覚えていないだけかもしれない。
彼女の夫は、仕事が忙しくてまあ、いないも同然だった、
少なくとも私にとっては。
戸籍上も生物学上も父だが父と言いたくない、認めたくない。
経済的なこと以外に親としての責務を果たさなかった彼を親とは呼ばない。
それもまた、本人が仕事で自己実現を目指した
副産物に過ぎないので、なんとも思わない。
子供の問題も色々あった。学校でうまくいってないとか。
そういたことは、母は夫に話さなかった。
私は母が夫に対し、理想の家庭を演ずる共演者だった。
まあ、そういうことだ。
母は夫と長時間共にいると険悪になることが多かった。
益体もないくだらない内容で深刻な喧嘩じゃあ、ない。
でも私には苦痛だったな。
そのあと不機嫌になった母と二人にされるのも。
まあ、たいしたことはなく普通の家庭だったのだろうけれど
機能不全なんて、子供に影響が出るか出ないか
そういうことだろう。
たかがそれくらいで、とか
私のメンタルが弱い、とか言う人はいるだろうけれど
弱いんだよ。
強くなれるだけの力を親から与えられなかったんだよ。
人格形成期に十分な肯定を与えられなかった。
そこから自分が生きていていい、自分でいていい
その肯定を自力で得るのがどれだけ大変か。
だから親に対して怨む思いがある。
それを知れと思うが、ぶつけて対立するだけの
エネルギーはない。
ただ書き散らすことで、自分の中で
なんらかの決着をつける助けになればと思うばかり。

機能不全家族の中で育ち、寛解するまでの10のステップ
https://note.mu/wonoda/n/n78fd3f44089b