比喩

英俗語でフランス人をfroggyという。
イギリスに生息するカエルがアマガエルかガマガエルか知らぬが
雨が降るとひょこひょこと出てくるのだろう。
いや、実際英国のカエル事情については
平面蛙が生息していないという以上のことは知らないのだが。
(しかし、二次元でさらに二次元になってしまうとは
ハイレベルなやつだ。)
だがまあ、通常ひとを罵倒する際には
身近な生き物に喩えるものである。
だから、白人が黄色人種を猿と呼んだのは理解しがたい。
百科事典か動物園でしか見たことのない生き物に喩えたのはなぜか。
日本人にとってサルは身近な生き物であるから
疑問なく受け入れてしまったが、
欧米にサルは生息しないことを考えると不思議だ。
ついでにいうと、ニホンザルもまた不思議だ。
単に固有種というだけでなく、近隣の
朝鮮半島にも中国にも近縁の種が存在しない。
どこから来たのか。