ヴァン・ダイン(VS.クリスティ)

ヴァン・ダインはほとんど読んだことないんですよねぇ。
子供向けの全集かなんかで1冊くらいは
図書館で読んでると思うんですけど。
印象に残っていない。
ただ、ヴァン・ダインの二十則を見る限り、偏屈かな。
ノックスの十戒はユーモアを感じさせますが。
不要なラブロマンス入れるな!とか偏屈でしょう。
叙述トリック禁止なども、どうかなあと苦笑せざるを得ない。
(その辺、クリスティ作品と相性悪いよなー・・・)
でもね、「小説」なんですよ。
ロジックパズルじゃないんです。
パズルならそれでいいけれど、
小説として読めるもの、読んで楽しいものにするには
推理以外の要素も必要じゃないかなあ。

ちなみに、クリスティの"Partners in Crime"で
推理小説と呼ぶか呼ばないかはさておき)
禁断の双子ネタやってるのが楽しい。(あ、ネタバレ)
ノックス、ヴァン・ダイン共に禁止してますが
まあ、パロディというかコメディなんで遊んじゃおう、で
英国お笑い定番ネタの推理小説禁則事項出してきたのが、いいなあ。