社会を見渡して、現実世界について考えてみると
なかなかに苦しい。
苦しい心持ちのまま数日うつうつと過ごすことになる。
それと現実逃避をしてはならぬとの葛藤が加わって
どうしようにも辛くなる。

それにしても戦後はいい加減に終わらせて欲しいものだ。
いつまでもぐじぐじと言ってくる、
中韓を云々する向きもあるが、
適切な対応を取れない日本政府にこそ怒りを向けるべきだろう。
そして、それが国の利害に関わることから
真っ当な歴史研究が進まない。
(下手に中立のことを言うと左翼扱いされるよねー。)
賠償だのなんだのは、講和条約
全てケリがついているハズなのだから、
それにいつまでも付き合っているのはなんとも情けない。

大学の頃、新宿西口のホームレスの問題があって、
研究室の人たちが「ホームレスは死刑にすればいい」と
皆口々に言っていた。
さほど深い根拠があって言うわけではない。
ただ不快だからという程度のことだろう。
「だって憲法の勤労の義務を果たしてないじゃないか」
私も病を得て退職して以来、ニートである。
彼らにしてみれば、死ぬべきなんだろう。
「(ホームレスの)ダンボールに火をつけてやった」
得意げに言ったのがいた。
なんてことをと非難したのは自分だけで、
あとは知らぬ顔であった。
賛同したのか、どうなのかは知らない。
ただ言ってみるだけにしてもひどいことである。
たいていの人は、どんなことにでも知らぬ顔をする。
それがとても怖いことだと思う。
大学で知り合った中には、立派な人もいたが、
たいていはそういうお話にもならぬ奴らであったから、
自分は理系であったけども、文系も似たようなものだらう、
これが「高級官僚」どもの本音か、と思つたりする。

そうして生きて行くことが怖くなるのだ。