物理学

古典力学の範疇ならともかく、
量子論になってくると、どうにも分からない。
分かりそうで分からない。
分からないようで、ちょっとなにかわかる気がする、
そんなところが、面白い。
まあ、もっとも、古典力学も概ね忘れてしまったが。
2本足のテーブルはこけやすくて3本足だと安定する
といった話を、力点だの作用点だの重心だの
難しい計算をして説明する演習問題があったが、
今ではさっぱりわからない。
ただ、2本足のテーブルは無理だろうというのは分かる。
・・ヒトというのは立っているだけでも大変なんだな。

いつぞやスキー場でスノボを習ったときに
重心の移動がどうしてもうまくできなくて
理系だから重心くらい分かるだろうと言われて
なにやら腹が立って、片腕を水平に上げてやろうか
などと思ったりしたのを思い出す。
どうやら、剛体の力学でいうところの重心と
スポーツ力学でいうところの重心とは違うようなのだが
そのインストラクターは物理ができなかったのか、
その辺が分からなかったようである。
分からない人に物知らずと馬鹿にされるのは
まったくもって腹の立つものだ。