長英の評

崋山、巣鴨公に贈りし書簡にあった。
閣下はマンフルシラーテンのプロヘツソーレンとやらにて定平はスチデンテンプロヘツソーレンの如きものか何れにもソルダートに終りては遺憾、高氏の学伍長の眼、隊将は未なるべし、御厚恩所願候。

例の岩波文庫の解説では、経世的思想家としての
評価を述べているとあるが、
その前は、巣鴨公が天文学、医学の蘭書の翻訳に
挑んでいることについて述べているので、
(まあ、段落が違うと全然違う話をしている場合も多く
脈絡がつながらないことも多いのですが)
それはあまりに唐突だろう、と。
ただ、語学、医学については、長英が抜きん出て優れていたことは
疑うべくもないだろうし、崋山らもそう評価していたかと
思います。
長英のパーソナリティについての記述と
解釈する向きもあるようです。
やっぱり、最後のこれですかねえ・・・