日本人は時間に正確だとよく言うが
イギリス人も時間に正確なんだよ、
とpixivだかコラムだかで誰かが言っていた。
あー、、うん。産業革命発祥の地であるからな。
日本人とて大昔から時間に厳しかったわけではない。
他の多くの国と同じく、鐘と太陽で時間を知った。
しかも江戸時代の1時は2 hoursだ。
例えば、杉田玄白が前野良沢と待ち合わせをして
腑分けの見学に行ったが、
明日は予定があるから、と目覚まし時計をかけるわけもなく
予定時間の鐘が鳴ってから5分も遅れていると
責められることもなかっただろう。
個人が時計を持って、初めて時間への厳格さは
存在することができる。
生憎、個人が持ち歩く時計の歴史を知らないが、
いや、時計の歴史全般について詳しくないが、
日本がグリニッジ標準時を取り入れたのがいつかすら
知らないが。
時計を懐中するのは富貴のしるしであり、
時間に正確であることは、その証であったろうことは
想像に難くない。
産業革命により、豊かになったイギリスにおいて
懐中時計の所有率が高かっただろうとも想像できる。
国民のほとんどが、懐中時計あるいは腕時計を
持つようになったのが、いつの時代のころか、
残念ながらそれも知らない。
ただ、それが国民性と言われるものに
つながるんじゃないだろうかと、漠然と思う。