メタ、あるいは、自己説明的な

「このくらいの時間に布団を上げていたら
起きるのが遅いと嫌味を言われた」と言ったら
畳を上げるとはどうしたのだと言われた。
どうやら言い間違えたらしい。
畳ではなく布団だと訂正したら
「一々言葉尻を捉えて云々してたらやっていけないよ」と
言われた。

普通、朝食前に畳を上げることはない。
また、畳を上げたのを起床したと捉えられることはない。
言い間違いであることは明らかである。
本当はなにが言いたかったにせよ
聞きただす必要はない。
それをわざわざ行うのが母という人で
それは相手を見定めてやっているから、質が悪い。

私は以前にはよく、母の夫が母に
わざといやがらせを言って、
母がぴりぴりと怒りながら泣いていたのを
覚えている。それはしょっちゅうだった。
そして母の夫一人逃げてしまい、
ぴりぴりしている母と二人残されて
辛い思いをしたものである。

今になってなぜ母が夫をかばうのか、
よく分からない。
けれど、私が知っている二人は、
こんな人。