和風諡号

古くになくなってしまった風習であるが。
入院中に読んでいた「蘇我氏」という本では
和風諡号が主な呼び名として使われており、
欽明天皇が天国排開広庭天皇(あめくにおしはらきひろにわのすめらみこと)
というえらくご大層な諡号であることを知った。
ヤマト王権の勢力を広げ、
その地位を確立した天皇であることが想像される諡号である。
前後の天皇諡号と比べても立派だ。
欽明では何の感慨もわかないが。
私が読んだ本では、大王位を血縁により継承するようになったのが
この時代であるとあった。