存在を許される

どこかに、自分はいない方がいい人間だ、という思いがある。
それは自我の中でもかなり中核にあるもので、
幼少時からの刷り込みなのだろうと思う。
まったく困ったものであって、
ささいなきっかけて表面化しては
まあ、なんというか、非常に・・・うん。
それを理解していないのもあって余計に
親が嫌いであるし、理解しない以上は和解できるはずもないが
それを責め立ててどうこうしようというような
バイタリティがあるわけもなく、
いや、それをしても不毛なことでしかない気もするし、
ときに現状について愚痴を言うこともままならぬことに
どうしようにもなくなるのだ。