藤原道雅

中古三十六歌仙に数えられるらしい。
サイト千人万首などに紹介される歌をみると
当子内親王との悲恋に関係する歌が多い。
涙やはまたも逢ふべきつまならむ泣くよりほかのなぐさめぞなき
うぅぅ;;
一般的、あるいは表向きは、
関係を知った父帝三条帝が激怒したとあるが
「うた恋」などでは、
娘の恋を応援したくてもできない政治情勢のもと云々、と。
個人的にこっちを支持したいです。
娘を気に入らん男に取られた父親が怒るというのも
ままあることですが。
三条天皇の立場というのは、淳和天皇とやや似ている。
村上天皇皇子のうち、冷泉・円融両系の両統迭立
その冷泉系なのが、三条帝。
淳和天皇桓武天皇の後、兄弟相続で皇位を継ぐが、
政治的バックグラウンドより、東宮位退位を度々申し出たが許されず
兄の子を東宮として即位、淳和天皇の子恒貞親王東宮に。
恒貞親王もまた、再三にわたって東宮位退位を申し出るが
却下され、藤原氏の政敵政争の変の際に
罪をかぶせられてしまう。(そしてきっと怨霊化)
そういう先例もあって、道長との仲が良好とはいえない
三条帝が、さらにこじれることを恐れないはずがない、と思う。
あ、、あれ?道雅の話のはずじゃ・・・?