「ティファニーで朝食を」などもそうなんだが。
居場所のないまま放浪するヒロインに
安息の日は来るのか。
テネシー・ウィリアムズもアメリカの戦後。
エリア・カザン、ジェシカ・タンディと組んでの初演が多い。
ジェシカ・タンディというと、
「ドライビング・ミス・デイジー」の主演女優で、
南部の老女の役をやっていた。
ウィリアムズも舞台は南部。
もちろん、タンディはまだ若くて、若い役で。
居場所が見つからない心細さみたいな、
そういうものを抱えているヒロインが多い気がする。
少しつつくだけで崩れそうな脆弱さ、
不安、恐怖、そいうものが、ああ、自分だ、と思った。
アメリカの戦後は、、荒れている、という風に見える。
