ま、ぐちぐちとくだらないことを。
大学の秋入学は、留学生を獲得したいようだが。
正直、日本の優良企業に就職できる、でもなければ
日本に留学するメリットは、あるのかな。
異文化に触れて見聞を広める、だけでは
大学留学のメリットとしてはあまりにお粗末だ。
自分は、生化学、分子生物学、遺伝子、の
分野にいたけれど、日本の存在感なんて皆無だ。
いい大学というのは、例えば、ノーベル賞なんてものあるけれど
なんといっても、いい論文をたくさん出しているってことで。
日本発の論文というのは、そんなに多くない。
1位でも2位でもない、10位までになんとか入る程度。
学問の公用語が英語なだけじゃない、
日本発刊の論文雑誌で英語のものもあるらしいけれど、
見たことも聞いたこともない。
主要雑誌は英米の発行だ。
論文を審査するプロフェッサーも、英米が多い。
日本の大学の教授は、、、0ではない。
私が論文をチェックしていた時期というのは
体内の成分についての詳細データを
めくら滅法に積み上げている、そんな時期だったから、
どの論文も大して面白くはなかったし、
実験の正確さ程度にしか優劣もなかった。
そういうときに覇権を取るのは、
物量作戦で攻めるか、論文雑誌にコネがあるかだ。
いや、私の考えが間違っているのかもしれないが。
工学のいくつかの分野だとか有機化学だとか
日本が強い分野もいくつかあるようだけれど。
文系の場合は、よく知らない。
ただ、日本の学会は国際学会とあまり交流がないケースが多いらしい。
ますます留学する意味がよくわからない。
1位じゃないとダメなんですよ、てとこかな。
